平安時代の「王朝漢詩」における唐詩の受容と変容——『文華秀麗集』を中心に

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猪口篤志の『日本漢詩鑑賞辞典』によると、王朝時代は日本漢詩の起源期とされている。『文華秀麗集』は王朝漢詩における最も目立つ「勅撰三集」の一つで、中晩唐の華麗な詩風の影響を受け、唐詩との比較文学的な価値を備える。  本論文は『文華秀麗集』を中心にして、「王朝漢詩」における唐詩からの受容と変容を全面的に考察してみた。また、受容と変容の実証考察を踏まえて、日本漢詩における唐風文化の倣うモデルとその成因を探求してみた。『文華秀麗集』における唐詩からの受容に関して、題材、内容描写、創作技巧と詩律の四つの方面に現れている。それと同時に、変容もうかがわれるのであり、主に創作風格、言葉のイメージの中日差異、テクストの視点から詩句の解読などの方面で現れている。  ゆえに、受容と変容の研究を踏まえて、平安時代の「王朝漢詩」における唐風文化からの倣うモデルを総括し、即ち「擬似―変貌―革新」という受容と変容を共存するモデルである。その日本人なりの外来文化に対する倣うモデルに潜む成因は主に当時の国際環境の変遷と日本民族の心理の葛藤と関わっていると思われる。「王朝漢詩」の創作はまさに唐の全盛から零落への転換期に当たり、唐風への追求と国風への堅持との矛盾、盲目的な模倣と選択性の変貌との矛盾、そして、バランスへの渇望のため、唐詩受容のプロセスの中で、全面的な受容と大幅な変容も起きたのである。
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