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【摘要】关于日语的拟声拟态词的研究有很多。但是其相关研究都是关于形态或者是根据意义来分类的。本文稍微变换一下角度,结合其意义及语法作用,主要以「擬態語+する/なる」为中心进一步阐述其关系。
【关键词】过程的修饰;结果的修饰;变化;评价
About mimicry word derivation verb
Hu Weiwei Shen Meihua
【Key words】Onomatopoeia the mimicry word research has very much about Japanese. But its correlation research all is or is classifies about the shape according to the significance. This article slightly transforms the angle, unifies its significance and the grammar function, mainly by 「mimesis punjabi+する/なる」 further elaborates its relations for the center.
【Key words】Process decorating; Result decorating; Change; Appraisal
【中圖分类号】H360【文献标识码】E【文章编号】1005-250X(2008)01-0055-02
1 始めに
擬態語と認める語の範囲について、実際には一般語との間にそれほど明確な線を引き難いし、更に音声描写の言葉である「擬声語」とも区別しにくいところがあるが、その範囲の認定については既に先学の研究があり、また本稿の直接の課題ではないので、その弁別基準は主に金田一及び浅野に従った。また、用例の収集はこの辞典のもの以外にも、現代小説から用例を集めて不備な点を補った。ここでは擬態語のみ取り上げて考えてみたい。
さて、次の文を見てみよう。
1) ある学生が先生の言うことを茶化したので、先生はかんかんになった。
1′)ある学生が先生の言うことを茶化したので、先生はかんかんにした。
1″)ある学生が先生の言うことを茶化したので、先生はかんかんした。
2) 問題は解決したが、こだわりが尾を引いて、どうもすっきりしない。
2′)問題は解決したが、こだわりが尾を引いて、どうもすっきりならない。
ここで、三つの傾向が見られる。一つは「かんかん」の様に「なる」のみと結び付けられる場合、また逆に「すっきり」の様に「する」としか結び付けられない場合である。それは擬態語自体の性質によって「する」「なる」のいずれかを選択して組み合わさることになるのであろうか、あるいは「する」「なる」それぞれの働きによって共起する擬態語を決める様になるのだろうか。そういった傾向を生み出す原因について、更に「する」「なる」と共に結合できるが、両方とも同じ意味でとらえられるかいなか、などの問題点を解決するのが本稿の目的である。
2 問題の提起
ここではそれらの研究を踏まえてもうひとつの傾向をあげたい。用例からみていくと、まず
3)船酔いでみんなぐんなりとなって青息吐息。
4)なめくじだけはねえ。どうにも気持ちが悪くてぞくぞくとなるんです。
の中の「ぐんなり」「ぞくぞく」は動詞「なる」の性格に促されても、「と」語尾を取るだけで、「に」語尾を取れないのである。それは「ぐんなり」「ぞくぞく」のような擬態語がほかの動詞と共起しても「と」語尾を伴った形のほうが普通であるので、動詞「なる」と共起しても「と」語尾しか取らないのである。一方、擬態語が「なる」と結合して全体が一つの語として働く時、「~となる」が過程の修飾を表す場合もある。例えば、
5) くたびれてよれよれになったコートをだらしなく着ている。
の様に、「よれよれ」は語形では「に」語尾を伴ったほうが普通である。それに、動詞「なる」と結びついて意味ではしわになったりしている「よれよれ」の状態になる、という結果の状態を表している。
3 「~する」と「~なる」
3.1 「~する」と「~なる」の意味分類:
擬態語は「する」及び「なる」と組み合わさるとき、「と」語尾か「に」語尾によって意味変化するが、それとは別に、「~する」「~なる」全体の違いを意味を分類しながら論じたい。
まず、ものの静的な属性を表すときには、「~する」の文型があり、「~なる」の文型がないようである。例えば、
10)この紙は、すべすべして光っているほう表で、ざらざらしているほうが裏だ。
の「すべすべする」、「ざらざらする」のいずれも主体?紙?の属性を表している。それに、「すべすべした表」と「ざらざらした裏」の様に連体修飾「~した」の形で同じように主体「紙」の静的な属性を表すことができる。
次に、物あるいは人の動作?動きを表すときにも「~する」の文型があり、「~なる」の文型がないようである。
また、そうした傾向が次のような場合にも見られるようである。
15)溜まっていた洗濯物を片付けて、さっぱりした。
これらは無意志的な心理内容を抽象的に表現したものである。そして、主体がある行為を行いながら現在の心の動きを外へ表出している。ところが、それは動詞「なる」に変わると、下のように、
16)悪酔いで、ぐんなりとなっている。
交通機関にストをやられると、会社に着くまでへとへとになってしまうよ。
心の動きには同じように変化がある。ただし、前者の場合は心の動きが一時的な変化であり、瞬間性が感じられるので、「~なる」の文型が成立し難い。けれども、後者の場合はその心の動きや生理現象の変化に過程性を潜在的に伴っているので、「なる」と複合できる。また、変化の状態を更に「と」語尾か「に」語尾をとることによってより過程的あるいは結果的に表しているのである。以上のように、心の動きの変化を表すの以外、また物そのものに変化のプロセスが自然に感じ取られたら、「~なる」の文型は成立できる。
17)つきたての餅も翌朝にはこちこちになる。
ところで、同じように一時的な心の動きの変化を表す擬態語が「する」と「なる」と両方とも複合できるが、その意味上の差は下の例のように、
18)ただで日本旅行が出来るなんて、こりゃぞくぞくするよ。
擬態語の表す内面的な感情は「する」との複合より「なる」との複合のほうがもっと激しく?強く表出され、またその感情の表出を伴う動作の程度が大きいと感じられるのである。
3.2 「~にする」と「~になる」との関係:
以上述べたように、心の瞬間的な変化を表す際に「~する」と「~なる」との間に程度の差があるほか、下の例のように主体の生理的な感覚?心理的な感情あるいは物の様子を動詞として表すとき、一つの包含関係がありうるのである。用例から見ておく。
19)彼の中傷が私のこころをずたずたにした。
などのようにそれらの擬態語が専ら「に」語尾を伴って動きの結果の状態を表すのである。もちろん後ろから来る動詞が「する」に限らなくても、同じように結果の状態を修飾しているのである。ところで、ここで他動的差異性の意味合いを有する「~を~にする」の文において個々の対象を主語とする。しかし、「~が~になる」のようにその変化の結果に達する状態を表す文が出てくるのである。
そうした状況で、「~にする」の動きの結果が「~になる」の変化の結果の状態に包み込まれてしまうと推測できる。
4 終わりに
擬態語そのもののもたらす情報によって語尾が決まり、更に文の表す意味を過程か結果の修飾へ引き付けることがある。他動的作為性のある「~にする」の動きが時間の経過につれてその動きの結果に変化が生じ、一つの状態になったり、変化の結果に達っする状態を表す「~になる」に包み込まれてしまうというようなことがある。
【关键词】过程的修饰;结果的修饰;变化;评价
About mimicry word derivation verb
Hu Weiwei Shen Meihua
【Key words】Onomatopoeia the mimicry word research has very much about Japanese. But its correlation research all is or is classifies about the shape according to the significance. This article slightly transforms the angle, unifies its significance and the grammar function, mainly by 「mimesis punjabi+する/なる」 further elaborates its relations for the center.
【Key words】Process decorating; Result decorating; Change; Appraisal
【中圖分类号】H360【文献标识码】E【文章编号】1005-250X(2008)01-0055-02
1 始めに
擬態語と認める語の範囲について、実際には一般語との間にそれほど明確な線を引き難いし、更に音声描写の言葉である「擬声語」とも区別しにくいところがあるが、その範囲の認定については既に先学の研究があり、また本稿の直接の課題ではないので、その弁別基準は主に金田一及び浅野に従った。また、用例の収集はこの辞典のもの以外にも、現代小説から用例を集めて不備な点を補った。ここでは擬態語のみ取り上げて考えてみたい。
さて、次の文を見てみよう。
1) ある学生が先生の言うことを茶化したので、先生はかんかんになった。
1′)ある学生が先生の言うことを茶化したので、先生はかんかんにした。
1″)ある学生が先生の言うことを茶化したので、先生はかんかんした。
2) 問題は解決したが、こだわりが尾を引いて、どうもすっきりしない。
2′)問題は解決したが、こだわりが尾を引いて、どうもすっきりならない。
ここで、三つの傾向が見られる。一つは「かんかん」の様に「なる」のみと結び付けられる場合、また逆に「すっきり」の様に「する」としか結び付けられない場合である。それは擬態語自体の性質によって「する」「なる」のいずれかを選択して組み合わさることになるのであろうか、あるいは「する」「なる」それぞれの働きによって共起する擬態語を決める様になるのだろうか。そういった傾向を生み出す原因について、更に「する」「なる」と共に結合できるが、両方とも同じ意味でとらえられるかいなか、などの問題点を解決するのが本稿の目的である。
2 問題の提起
ここではそれらの研究を踏まえてもうひとつの傾向をあげたい。用例からみていくと、まず
3)船酔いでみんなぐんなりとなって青息吐息。
4)なめくじだけはねえ。どうにも気持ちが悪くてぞくぞくとなるんです。
の中の「ぐんなり」「ぞくぞく」は動詞「なる」の性格に促されても、「と」語尾を取るだけで、「に」語尾を取れないのである。それは「ぐんなり」「ぞくぞく」のような擬態語がほかの動詞と共起しても「と」語尾を伴った形のほうが普通であるので、動詞「なる」と共起しても「と」語尾しか取らないのである。一方、擬態語が「なる」と結合して全体が一つの語として働く時、「~となる」が過程の修飾を表す場合もある。例えば、
5) くたびれてよれよれになったコートをだらしなく着ている。
の様に、「よれよれ」は語形では「に」語尾を伴ったほうが普通である。それに、動詞「なる」と結びついて意味ではしわになったりしている「よれよれ」の状態になる、という結果の状態を表している。
3 「~する」と「~なる」
3.1 「~する」と「~なる」の意味分類:
擬態語は「する」及び「なる」と組み合わさるとき、「と」語尾か「に」語尾によって意味変化するが、それとは別に、「~する」「~なる」全体の違いを意味を分類しながら論じたい。
まず、ものの静的な属性を表すときには、「~する」の文型があり、「~なる」の文型がないようである。例えば、
10)この紙は、すべすべして光っているほう表で、ざらざらしているほうが裏だ。
の「すべすべする」、「ざらざらする」のいずれも主体?紙?の属性を表している。それに、「すべすべした表」と「ざらざらした裏」の様に連体修飾「~した」の形で同じように主体「紙」の静的な属性を表すことができる。
次に、物あるいは人の動作?動きを表すときにも「~する」の文型があり、「~なる」の文型がないようである。
また、そうした傾向が次のような場合にも見られるようである。
15)溜まっていた洗濯物を片付けて、さっぱりした。
これらは無意志的な心理内容を抽象的に表現したものである。そして、主体がある行為を行いながら現在の心の動きを外へ表出している。ところが、それは動詞「なる」に変わると、下のように、
16)悪酔いで、ぐんなりとなっている。
交通機関にストをやられると、会社に着くまでへとへとになってしまうよ。
心の動きには同じように変化がある。ただし、前者の場合は心の動きが一時的な変化であり、瞬間性が感じられるので、「~なる」の文型が成立し難い。けれども、後者の場合はその心の動きや生理現象の変化に過程性を潜在的に伴っているので、「なる」と複合できる。また、変化の状態を更に「と」語尾か「に」語尾をとることによってより過程的あるいは結果的に表しているのである。以上のように、心の動きの変化を表すの以外、また物そのものに変化のプロセスが自然に感じ取られたら、「~なる」の文型は成立できる。
17)つきたての餅も翌朝にはこちこちになる。
ところで、同じように一時的な心の動きの変化を表す擬態語が「する」と「なる」と両方とも複合できるが、その意味上の差は下の例のように、
18)ただで日本旅行が出来るなんて、こりゃぞくぞくするよ。
擬態語の表す内面的な感情は「する」との複合より「なる」との複合のほうがもっと激しく?強く表出され、またその感情の表出を伴う動作の程度が大きいと感じられるのである。
3.2 「~にする」と「~になる」との関係:
以上述べたように、心の瞬間的な変化を表す際に「~する」と「~なる」との間に程度の差があるほか、下の例のように主体の生理的な感覚?心理的な感情あるいは物の様子を動詞として表すとき、一つの包含関係がありうるのである。用例から見ておく。
19)彼の中傷が私のこころをずたずたにした。
などのようにそれらの擬態語が専ら「に」語尾を伴って動きの結果の状態を表すのである。もちろん後ろから来る動詞が「する」に限らなくても、同じように結果の状態を修飾しているのである。ところで、ここで他動的差異性の意味合いを有する「~を~にする」の文において個々の対象を主語とする。しかし、「~が~になる」のようにその変化の結果に達する状態を表す文が出てくるのである。
そうした状況で、「~にする」の動きの結果が「~になる」の変化の結果の状態に包み込まれてしまうと推測できる。
4 終わりに
擬態語そのもののもたらす情報によって語尾が決まり、更に文の表す意味を過程か結果の修飾へ引き付けることがある。他動的作為性のある「~にする」の動きが時間の経過につれてその動きの結果に変化が生じ、一つの状態になったり、変化の結果に達っする状態を表す「~になる」に包み込まれてしまうというようなことがある。